Fonera+(Plus) & OpenWRTでIPMIを使いたい(その1)
- サービスを展開したいが・・・
恥ずかしながら、サーバー管理を長いこと生業にしているのにもかかわらず、DELLのOpenManagerやら
IPMIを「なんだそりゃ。おいしいのかぁ?」と放置してきた自分を今更ながら呪う。
IPMIは便利だ。なんといっても、サーバーの電源をLAN上のほかのマシンから制御することができるのだ。
また、シリアルコンソールのリダイレクトをLAN経由でほかのマシンから見ることができる。
なぜIPMIやらOpenManagerを放置してきたかというと、DELLのサーバーを利用する前はあり合わせのパーツを組み合わせ、タワーサーバーにLinuxを入れて利用してきたからだ。
なんかあっても「IDCにはしりゃーいーやー」的な。しかし、そうも行かなくなった。
会社を辞めてから無職生活が長いが、まだ詳細はいえないけどこの度、ある独自のサービスを開始することにした。そのためにIDCにサーバーを置かなくちゃならない。
最初はアパートでも借りておいちゃおっかなーとか思ってたが、物理的なセキュリティを確保できない。
ガラスがっちゃんでホイサッサされると、個人情報が漏れて俺涙目という姿が目に浮かぶ。
そのため、IDCを借りることにした。だが、IDCにそう簡単にサーバーを置けるわけがない。ぶっちゃけますと「金いくらあってもたんねーよwww」となる。
なので、間借りするという形でIDCに1U分だけ設置場所を確保することにした。
- 1Uだけならではの問題点
しかし、1Uだけというのは些か問題がある。もし2台のマシンがIDCにあったとしたら、1台故障したらとりあえず生きてるほうにログインし、故障したマシンの状態を外部から調べることができる。
1台だけの場合、これもかなわない完全孤立状態となり、泣きながらIDCに走らなければならない。しかも免許もってるけど車もってない。
かといって、もう一台管理用サーバーを置くわけにもいかない。さすがに2Uもおいたら相手に迷惑な上、電源のアンペアの問題もある。
さーてどうすべか・・・と思ってると目にとまったのが買ったまま放置してあったFoneraだ。
こいつをIDCで動作する1Uサーバーの上にちょいとのせ、グローバルIPを振ってやり外部からログイン可能にしておけばなんとか窮地をしのぐことができるだろう。
そしてFoneraにIPMIToolをインストールして電源のOn/Offやシリアルコンソールの画面を拾わせれば、最悪再起動も怖くないという素敵環境が出来上がる。
- FoneraにOpenWRTを入れる
Fonera は非常に素敵な無線LANルーターだ。Foneraを知らない人はオフィシャルページを見てもらうとして、簡単に説明するのならば、「あなたのインターネット回線をシェアしようぜ」というもの。
しかしこのFonera、ある細工を施すことにより、極小のLinuxマシンになるのだ。
実は初期の状態でもFoneraではLinuxが稼働している。しかし、こいつは自由度が低い。あらゆる制限が加えられている。SSHできないとか。
そこで細工を施してこいつを極小Linuxマシンでありながらパワフルな管理用マシンにしたてる。
明日に続く