聴診器の便利っぷりは異常
※FMラジオ形式でお楽しみ下さい。
今週から始まったサーバー管理するにあたって便利な道具をお届けするこのコーナー「サーバー管理に便利な道具」。日常に溢れる生活用品、はたまた「こんなものが役に立つのか?」という物からサーバー管理に便利な道具をご紹介。
記念すべき第一回目はこれだ!!
言わずとしれたお医者さんの道具である聴診器。これがサーバー管理のどんなところに役に立つのか?ご紹介いたしましょう。
コンピューターは絶えず音を出す道具。ファン、ハードディスク、ビープ音、これらは通常の人から見れば騒音でしかない厄介なもの。しかし、サーバー管理者にとっては、サーバーのライフチェックに欠かせない必要悪な存在。
その中でもサーバー管理者が一番気になる音は・・・・そう、ハードディスクの音。
自分のクライアントマシンの調子が悪い時、マシンに耳を付けて精神を統一し、ハードディスクのシーク音を聞き、「キュー・・・カン!キュー・・・カン!」なんて聞こえてきた日には自殺もの。他人のマシンなら爆笑もの。
しかし、これがRAIDのディスクアレイだと難しい作業。4台のハードディスクをRAID5運用している最中、どこかのハードディスクから異音が・・・!なんていう場合、そのハードディスクに耳を付けるのは不可能。ましてや他のハードディスクのシーク音で、どのハードディスクが異常なのかは判定不可能。
そこでこの聴診器を耳につけ、ハードディスクに当ててやれば、普段はお医者さんしか使わない聴診器がサーバー管理ツールに早変わり。
他にも買ったばかりのハードディスク、特にRAID構築を目的に買った物は、1台1台の音を確かめて、その平均の音とあまりにも違う音がするものは即座にショップに駆け込んで「音が変なので取り替えて欲しい」といった使い方も。
ハードディスクだけでなく、配線がごちゃごちゃで取り出せない1Uのファンの異常などにも役に立ちます。
でも聴診器を付けて社内を歩き回るのはfeel so bad。ただでさえ一般の人からみると訳の分からない職業であるサーバー管理者、女子社員に「ちょ→キモいんですけど!!!死ねばいい!」、「変態お医者さんサーバープレイだわ!死ねばいい!」なんて言われかねません。
最悪の場合、会社から追い出される要因にもなりかねない、まさに諸刃の剣。しかしその能力はあなたのサーバー管理ライフに一石を投じるでしょう。
聴診器は医療機器だけど、最近はAmazonなどで販売されていたりするので、以下を要チェック。
- 作者: 桐生迪介
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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次回もお楽しみに。